合気技、より高みを目指すために!〔道標〕

車の両輪的(下記、A.& B.)捉え方

ー 自由技・応用技 ー

【究極の目標】: 動けば技となる! (開祖のお言葉)

自由技 Ⅲ :  例えば、自由技 Ⅱを更に発展させたもので、実戦的な要素を加味した自由技。

自由技 Ⅱ :  例えば、演武会での‘申し合わせなし!’での演武的な自由技。

自由技 Ⅰ :  例えば、演武会での‘申し合わせあり!’での演武的な自由技。

下表の各種捌き方・各種固有技、合気技は双方の組み合わせであり、応用技・自由技※1へと発展。

⇒ ※1 印 : 含む、対多人数・対武器技

 

A.部分から全体へ※2の捉え方

⇒ ※2 印 :

『米糠3合(牛乳瓶3本分)持てれば、合気道は出来る!』 (開祖のお言葉)

やりようによっては※3、、合気道はどなたにでも出来る、ということか !?

⇒ ※3 印 :

理屈に合うこと(物理の法則・生理的弱点の活用)、身体の有効活用、感覚の有効活用

ー 基本技 -

各種捌き方 (崩して、ナンボ! 〜 縦・横方向)      ⇔ 各種固有技

理屈に合うこと

 ・ 物理の法則の活用

 ・ 人体の生理的弱点の活用:関節、脳の単一性

 

身体の有効活用

 ・ 力は動いて出すも ので、体重移動主 体で両手・両足の動きは同調の事!!  

 

感覚の有効活用

 

 ・ 何気なく、相手に抵抗感を与えぬ事!!

 

持ち 打ち 突き 攻撃の例 投げ技 投げ固め 固め技

 片手持ち

十字持ち

諸手持ち

両手持ち

肩胸持ち

etc.

正面打ち

横面打ち

突き

後ろ両手持ち

後ろ片手持ち襟絞め

羽交い絞め

後ろ襟持ち

etc.

四方投げ

入身投げ

前・後呼吸投げ

回転投げ

隅落とし

腰投げ

etc.

小手返し

一教

二教

三教

四教

(五教~武器技)

肘極め

etc.

前方からの攻撃

後方からの攻撃

表技・裏技   
相手からの攻撃 各種、固有の技

【基本動作】: 受け身、膝行、入身・転換法、舟漕ぎ・一教・四方切り運動、正面・横面の打ち方など

【合気道の基礎】: 自然体の正しい姿勢、遠山の目付、一足一刀の間合い、運足、折れない手など

合気技の探求 〜  上記は、そこへ至る道標!

   誰しも初めは初心者から始まる。

動きやすいから、と生来の我流の動きではなく、基礎・基本動作を含む正しい動きを身につけることが重要であり、『急がば回れ!』である。

 “より高み”を目指すには、先ず大目標を、次にそれへの小目標を定め…の道標を定めることで、後は坦々と稽古、『・・・に王道なし!』である。

そして、『各自の稽古は、各自が主人公!!』、 稽古相手を通して、彼我の心技体の錬磨を!

更に、“真の合気道の修錬は、初段位允可がスタート!”である。

各自、 “ピン・キリのピン”を目指そう!!

B.俯瞰フカン的な捉え方

【基本的考え方】:   

合気道はぶつかり合いや取っ組み合いではなく、剣術を基にした捌サバき合いの武道・武術 ! である。

〜 合気道が剣術たる所以※4は、 :

相手の攻撃の線を刀の鎬シノギ部で摺り上げ、また受け流しつつ相手の攻撃の線を躱カワし、体勢を崩して制すること、にある。

⇒ ※4 印 : 間合い・目付・太刀の振り方や用い方・運足などがポイントで、文字部 の体捌きにより、ぶつかりや取っ組み合いを避けることができる。

 

《合気道とは、〜 術理的な見方》 :

自然体の正しい姿勢で、相手の攻撃の線と速さを 見切って通り道を作るよう、相手の動きに合わせつつ流す体捌きで体勢を崩し、制する武道・武術 !

 

 

 以上

 

 

 

 

〔沿革〕 :  合気技、“より高み”を目指すため、発信済みの下記資料を見直し、編集し直した。

⇒ 詳細は発信済みの下記資料を参照方!!

1. «合気技の仕組み、概念図(私見)-H28.9.27.»

2. «合気技のこつ・コツ・骨、集-H29.7.»

3. «より高みを目指すために!! (概念図)-H30.1.20..»

4. «私の合気道観、纏め & 要旨-H31.1.10..»

 

2020年8月23日掲載

 (文責 : 村田義昭、H31.2.吉日.版 補筆 )